FOLKLORE JAM感想
★あらすじ
オカ研よ!
神凪に隠された秘密を解き明かせ!!
ある日、学園掲示板に登場した、この『あからさまに怪しい』募集広告。
ここは、学園一有名な学園一の変わり者が、唐突に始めた酔狂。
九分九厘の学生達は、足を止め、しばらく見入った後、顔色だけ蒼くして、何事もなかったかのように早足で歩き去って行く。
「面白そう〜……えん、私の初めての部活活動はこれにしようっと」
「オカルトには興味無いけど……好き放題やれそうだし」
「あ、あいつ……この期に及んで一体何を考えてやがる?」
これが、残り1厘の、変わり者たちの反応。
変わり者と変わり者たちが出会ってしまえば、そこには激しい化学反応。
暑い夏を涼しくするはずが、実は全てをひっくり返す最悪の組み合わせ。
俺たちにとって、一生忘れられないくらいに“熱い”夏が、始まった。
★感想
folklore=民間伝承
jam=ジャム、愉快なもの
タイトル的には愉快な民間伝承てところ?
個人的に民俗学や都市伝説の類が好きでどんな感じで話が進んでいくかワクワクな一作でした。
共通ルートまではまぁこの神凪の都市伝説をしっかりフィールドワークしてやっていって結構楽しかったです。
ちゃんとフィールドワークで調査する場所選んでいくのも中々楽しかったです。(でもマップ選択が押しづらい……)
合ってるかどうかは分からないけど共通ルートで出てくる神凪トンネルの話でふと頭をよぎったトンネルの紹介。
【神奈川県の最恐心霊スポット】山神トンネルは恐怖の化けトン | オカルトオンライン|都市伝説・オカルト・怖い話・心霊スポット
なんとなくだけどここが頭によぎりました。
別の共通ルートの話では海の近くに洞窟がある話。
この作品の後に起こった事件なので、物語の参考にしたということは無いですが一応俺の頭を過ぎった事件なので一応これも載せておきます。
岡山地底湖行方不明事件の真相とその後現在!犯人は部長?不可解な行動5つを総まとめ
個別ルートは案外普通のお話というか確かに共通ルートで出てきた話題の中でそれぞれのヒロイン達の過去の話と絡め進んでいくため民俗学的な感じが薄まってしまったのは個人的には少し悲しかったです。
ただ、上手く共通ルートと絡まってはいるのでお話自体は面白いです。
そしてTRUE。
やっぱりというかなんというか、この神凪の地主というかそういったポジションの人達の思惑とかそういうのが絡んでいくのねとは思いました。(古都のルートと碧衣のルートなどからももしやとは……)
この土地の民間伝承の数え歌、その数え歌の謎をといてこの街の封印を解いてもらって地主達の成し遂げたいことを……!
そして主人公達はそれをくいとめる!
的なかんじな印象でした。
結構王道な感じで話が進んで行ったなぁと。
なのでオカルトテイストの作品をやってみたいとか思ってる方にはおすすめだったりします。
とまぁ個人的にもっと民俗学的な色が強い作品になっていくのかなぁ(この作品の冒頭に出てきたミミズバーガーの話もあったので)と思っていたためハードルを上げすぎた感は否めないですが普通に面白かったです。