運命予報をお知らせします 感想
★あらすじ
真心を紐解いて、キミと繋がる赤い糸――
紫明学園の女子の間では、“赤い糸メール” と呼ばれるおまじないが流行していた。
とあるアドレスへメールを送信すると、同じ学園内の誰かの携帯電話にメールが着信する。
その人物こそが送信者の運命の相手であり、“赤い糸メール” が繋げた相手と結ばれることが出来たなら、永久に幸せになれると噂されている。
そんな中、ヒロインたちの所属する執行部に、1件の投書が舞い込んできた。
「赤い糸メールの真実を検証してくれませんか」
表面上は、淡々と。 内心では、きゃあきゃぁとはしゃぎながら、彼女たちはメールを送る――
一方、クラス内でも孤立していた主人公は、怠惰な学園生活に終止符を打つため、臨時庶務選挙への出馬を決意する。
学園のためだとか学生のためだとか崇高な使命感はなく、ただ充実した学園生活を送りたくて彼は立候補した。
その折、彼のもとへ何通かのメールが着信した。
「赤い糸メール」
執行部の彼女たちが送った “赤い糸メール” が、今まさに立候補を考えていた主人公のもとへ着信したのだった。
それも、ヒロインすべてのメールが、彼の元へ届いたのである。
当然、彼女たちは “赤い糸メール” をただのイタズラと判断し、呆れられたり、怒ったり、笑われてしまったり―― 何事もなかったように日常は進んでいく。
運命なんて、現実に存在するはずがない。
赤い糸メールなんて、単なるおまじないの一つにしか過ぎないのに。
それでも、誰かを運命の相手だと提示されてしまったなら、意識してしまうのも、しかたがなくて。
一度繋がれた赤い糸は、急速に距離を縮めていく。
★感想
まず一言として「面白かった」です。
ただ思うのがHAINゲーやる前にやりたかったなぁと。
感想含めてその辺の理由も書いていこうかなと思います。(余談ですがHAINゲーの感想ブログもあるのでよろしければ)
多分他の感想なんかでも言われてるとは思うのですがエロゲをある程度やられた方などにはいい意味でも悪い意味でも思うことはあるような作品。
メタフィクションもあり、エロゲとはっていう固定観念というか疑問というかそういうのにも触れていたようにも感じる。
加えて個人的に思うのがこの「赤い糸メール」は(やられた方は知ってるよと言われるかも)まぁ俗に言うフラグ立ちました〜的なとこから始まるのもいいなぁなんて思ったり。
だからこそ赤い糸メールが来た相手からしか告白されません。
あと、時間軸というか各ヒロイン達が主人公に振られたあとはちゃんと振られた後の関係というかそういうのも良いなと。
ルートによってくっついて別のルートに行くとその事(関係性)が無かったことになって進むのはよくあるので。
ただ、先にHAINゲーをやっていたのでこの手のゲームの衝撃度とか感情の揺れなんかはHAINゲーの方が強かったように思うので先にこの作品から触れられてればより楽しめたかなとも感じました。(こればかりは俺がいけないのですが)
でもこういう手のゲームは好きなので楽しめました。
PS
とあるシーンの林檎のセリフというかシーンめっちゃ好きです。