"wqmkcceGsU09MueYTezG29GolSKGyG2tpwieylJxMzE

エロゲは酒の如し

エロゲ、美少女ゲー、ノベルゲーの感想書きます

闘・非行生徒会長ー学園RPGー 感想・考察


f:id:eroge777:20210209153319j:image

あらすじ

学園を象徴する偶像として生まれてきた生徒会長は、黒く無骨な銃を手に、自分自身を取り戻すための闘いを繰り広げる!

 

六花蘭丸と名付けられた乙女(ヒロイン)は、突如乱心し、反旗を翻した。

彼女を慕う、6人の少女達を正し殺し……

学び舎の繁栄を目論む理事長を討ち果たさんと!

 

狂い咲くとも……立ててみせるのだ、己の生きた証を!

 

 

 

 

★感想・考察

 『 物語が始まると「年老いた女性」が新しいヒロインを生み落すものの、それは歪なヒロイン。』


 ここで年老いた女性は裕子か冴子かな思った。
ラストを見てもらえば分かるがやはり年老いた冴子ちゃん。
これを見るからに(チャート的にも)巨乳性奴会長や屠殺の園からだいぶ年月経っていることがわかる。


 で、その他に出てくるヒロイン達も恐らく冴子ちゃんが産み落としたヒロインで間違いはないだろうけどパッと花開くことは無かったキャラ。


 名前や花の系譜からみても違うのだろうけどなんとなく見た目が過去に出てきたキャラを彷彿とさせるのが多かった。


 多分それは各物語りのキャラの見た目を参考にしたりしたから?とか思った。
 結局最後に冴子ちゃんと戦い冴子は倒されそうになるが、銃の弾切れにより生(活)かされた。蘭丸は冴子ちゃんに認めざるおえないといわれ、この学校を送り出されそこから変貌する。


 見た目が少しマリに似てた気もするけど、恐らくそれは無関係そう。


 得物の名称は?_桜花となっていることから冴子ちゃんから力を譲ってもらったのかとも?
まぁ元々蘭丸は冴子ちゃんが生み出したので全然それでもおかしくない。
 譲ってもらったとかでなく生み出された段階で付与されたのかもしれない

 

 


『結局産み落とした歪なヒロインは他のパッと花開かなかったヒロイン達に一命を取り留められる』


 歪なヒロインは殺されたくない、生きたい一心だった。
それを助けたのが他の産み落とされたヒロイン達。
 どうせ一花さかせられないのならと歪なヒロインを活かしてくれるよう冴子ちゃんに頼む。
 結果的にはこの決断はこの世界観的には波乱を呼ぶことになるんだと思った。

 

 


『歪なヒロインはある学園の生徒会長。名前を六花蘭丸。ある演説の時にゲーム(戦い)の開始を告げた。』


 ここから蘭丸の計画なのだろう。他のヒロインたちと戦いそのヒロイン達の個性などを吸収して自分のモノにする。

その中で1人倒して吸収する事に蘭丸の回想シーンが入る。

 

元々死ぬことに恐れていた蘭丸は、途中から死ぬことが怖いのではなくて、生きていたいのだと気づくのです。 

そして生きていくためにはいいヒロインを演じていれば生き長らえると思いそうしてきて、生徒会長を務めてきた。(理想のヒロイン像ということだと思う) 

しかし、途中からこれでいいのかと思い始めて来た時に茨の道へ進むヒロイン達が持つ銃を手に入れここから自分を抑え込まず生きていこうとするのが分かる。


 送り出されたあとはやはり他のエロゲやゲームに出るのだろう。


『学園を後にし、世界を相手に闘争を挑む』


『そんな戦いの火ぶたは、ほかの類を見ぬ程の強敵を相手取り、切って落とされる』


この2文よりそう感じとった。
そして恐れず前に進んでいく蘭丸。
皆に望まれ生徒会長にまでなり、色々ヒロインたちと切磋琢磨し個性を吸い取ってまで勝ち残り期待されやってこれた。

 

 


『この私は……望まれたが故に、ここへと立っているのだから!さぁ!刮目せよ!』
といい見た目が変わる。


花開いた瞬間。
「求めて生まれし、私がお前のヒロインだ!」
といい言霊を打たれるものの思いは届かずこちらからの反撃で散ってしまう。
そしてたくさんの骸骨が出てきて終わる。
 65535のダメージは一体なんの数字なのかはまだ考察の余地がある。(18×365ではなさそう)



 一応、65535は16bitの最大値ということだそう。
ということは、蘭丸が出てきたゲームは16bitのゲームということなのか?


 でもチャート的にも下の方にあると考えたり、冴子ちゃんがとし終えてたりすることを考えるとゲーム黎明期とかのキャラではなさそう。


 今のRPGって何ビットなのだろうか

 


 
 結局、蘭丸は産まれた時に他のヒロイン達に救われ制作場ではそこそこ人気はあったもののいざいい子のヒロインから解放され、これから生きて行こう、生きた証をと思い世にでたらユーザーに批評されヒロインとしての役目を終えた風に捉えた。
蘭丸は銃をこちらに向けて撃つものの、ユーザー達には響かずに一方的に攻撃(批判?)されたのであった。

これが正規ルート

 

実は隠しエンドがある。

最後のアタックと表示されるところで右クリックを押すと別エンドに入る。

そうすると一旦、蘭丸はプレイヤーに感謝する。

自分を否定せずいてくれたことを。

しかし、やはりこの世に自分のという存在を知らしめたい想いが溢れ出てしまう。

そして「そんないい子ちゃんな私を受け入れるな!そんなやつにこの物語にびた一文払わせてやるものか!舐めるなよ!」と言われ銃を撃たれそんなユーザー達を突き放してしまう。

確かにこの闘・非行生徒会長は無料のゲームであり、ある意味この蘭丸に喧嘩を売られてしまうエンドである。

いやはやHAINゲーだなと思うエンドでもあった。

 

どちらのエンドも中々どう言ったらいいかなのだが、正規エンドではせっかく世に出たのに関わらずすぐにその幕が閉じてしまう悲しさもあり、隠しエンドの方では確実にユーザーを裏切る行為でもありアンニュイ気持ちではある……。


 冴子ちゃんは結局、昔に囚われていたりしていた為(特に雪菜)それ以降、中々スランプに入ったせいもあるのか思うようにヒロイン達を生み出せずにいて、ボツにしようとしていたヒロインを出したら出したで反旗を翻されてしまい、殺されかけてしまう。
 
 青異薔薇と重なる部分もあり、冴子ちゃんはある意味、青異薔薇に出てくるイシを思わせる物体に近い感じもする。

過去の作品に囚われあれでもないこれでもないと色々なキャラクターや物語を出してしまう当たりが。

なんかそう考えると個人的には結構悲しかったりです。