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エロゲは酒の如し

エロゲ、美少女ゲー、ノベルゲーの感想書きます

まり∽くり 感想・考察


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あらすじ

このエロゲーメタフィクションです。

自らを取り巻く環境や心情や作品等と、促え様により関係するかもしれません。

あなたの機嫌を損ねる恐れる可能性があります。

18歳未満の方が本作をプレイした場合、こんな大人になってしまいかねません。

お客様は神様です。

 

 

★感想・考察

 

まず全て読み終えた段階で既読率101%の理由からで、これはまり∽くりRやっての俺の思ったこと。
+1%は恐らく今回のRでは黒鳩さんだけではあったけどそこを出し抜き、たどり着いたルート(Rでもあった隠しルート)の1%ではないかと思う。
その隠しルートはそもそもおまけを見るためにやるものだけどそこよりそのおまけを見るためのお話がメインだったのかなぁと。
この隠しルートから俺はまり∽くりに繋がってるのかなとも思ったけどチャートを見る限りでは矢印はまり∽くりからまり∽くりRになってる。
それに黒鳩さんからの発言等だとやはり過去に結ばれていたのを知ってるっぽい?
またやり直します……

 

 


★本編の感想へ


 この塚々と1対1になるまで色々なルート(前述した他のキャラとのルートなど)があり、そして恐らくまり∽くり意外の数多あるエロゲからまり∽くりを選んでそしてルートという迷図からようやく塚々と出会えた話に来たとはいう。

 

 『単純な意味での始まりは、これ以上無いくらいに普通の学園だった。
よくあるお話、鈍感でぶっきらぼうで、でも優し貴方
これは純粋に普通のキャラゲーにある設定を皮肉ってるかなと思う。


色んな方法(幼い頃から想い続けたり、血縁の禁忌に苦悩してみたり、恋人との友情を秤にかけてみたり、何かの化身になって現れてみたり、死んでみたり○してみたり)を試してあの手この手でリョウジを誘惑してきた


 そしてようやくこうして二人きりになれたと。


そして険しい道でもこうして2人のエンディングを迎えられたことに塚々は幸せを感じてる。
人魚姫よろしくヒロインとして登場するには1つ覚悟があった


 これは俺が考えるにそのキャラのルートに入るとその他のヒロインがサッと身を引く(消える)ことを言ってるのかなと。
⦅人魚姫の魔女に人間にしてもらう条件の1つに他の女性とくっつくと泡になって消えるより⦆ 


 今回は塚々と結ばれたから塚々のみ出てるがほかのヒロインだったら塚々はその結ばれるルートには出れないので。
なので「そのせいで、おかげで、私はこうして対面させてもらってる」という発言があるのだと思う。

 


 『ただ初めてリョウジと結ばれるのだが実は塚々は処女“だった”


 そうまだ行為をしてないのに過去形。
これはあくまでも主人公との行為は初めてだけどここに来るまでに色々な主人公と行為を致してきたと。(塚々に限らず恐らく色んな作品のヒロインたちもこのような環境に置かれてるのだと思う)


 でもこうしてゲームを購入してくれたユーザーに塚々含め他の色んな作品に出てくるヒロイン達は


「貴方1人だけのもの、ほかの誰のものでもない」と叫ぶ。嘘偽りなく本心から


これはあくまでお金を払って買ってくれた感謝の気持ちだと思う。


私は囁くの、貴方1人だけのものと、他の誰のものでもないと。私は叫ぶの、貴方だけを愛してると、わき目もふらないと。⦅主人公貴方だけを愛してる⦆』


私たち(ヒロイン達)を身請けしてくれた、たった一人の貴方(プレイヤー)に向かってヒロイン達は本心から言うの⦅プレイして私と主人公をくっつけてくれてありがとう⦆』


 つまりやはり愛してるのはあくまでも主人公であり、プレイヤーではない。


ここで塚々が


「世に産まれでたその瞬間から、私は売女であることを運命付けられてしまった。主には金銭、或いは時間、もしかしたらそれ以外、何かしらの対価と引き換えに」


 これは屠殺の園とも似てるがヒロインは創り出された瞬間にもう何かしらの作品に出ることは決められ主人公と行為を致すことになる。
そしてそのキャラは色々な作品に出され使い古される。


 そういう意味があっての塚々のこの発言だと思った。
それが故にヒロインは現在進行形のゲームでは処女だけどここまで来るのに処女性は失われてるので初めてって言う訳でもない。
ただこの処女性を守るならプラトニックな関係を続けてくしかない。


 そうすれば少なくともそれを失うことは無い。
でもそれをしてしまうとお金を払った対価が不当になってしまうと塚々はいう。
確かによく聞くのがこのルート酷いこのヒロインあかん、せっかく金払ったのにその価値ないと言うこと。


 こういうことになるってことなんだろうなと。
だからホントに処女性を失いたくないのであればヒロインの独占を願い、ヒロインを○すか、ゲームを途中で中断するか、ゲームをやめてデータ削除してなかったことにするか……
でもどのヒロインも主人公と結ばれるためにこの世に産み落とされたのだと俺は思う。


そして、エロシーンに入るとゲーム最初の時に設定した名前でなくこのゲームの主人公の名前で呼ばれる。
これは間違いなく“プレイヤー”ではなく物語の“主人公”と繋がったと。
あなた達プレイヤーに見せてやってるんだってニアンスもあるとは思う。


 でシーンが終わったあとに塚々から感謝述べられるのはこのゲームをダウンロード、購入しなければ主人公、そしてヒロインのお話は展開されない。


 やる人がいなければ彼女らは永遠に結ばれることは無かったから。
ある意味エッチシーンは見せつけてる反面サービス的な意味合いもあるのかなぁと。
だからある意味プレイヤーも必要だったから感謝したのだと俺は受け取った。
そしてこの2人は結ばれ幸せにと……
皮肉でもあるのかもしれない。
「私たちを幸せにしてくれてありがとう」って
プレイヤーとヒロインは結ばれることないからある意味皮肉かも……


 ヒロインはプレイヤーのためにあらず主人公とのものであるけれどプレイヤーがいなければ結ばれることもない。
そしてあの手この手でヒロインはプレイヤーの購買意欲を引き立て主人公には振り向いて貰おうとすると。
そのためには処女などは失ってきたけど主人公の愛は本物だよと……