まり∽くりR 感想・考察
あらすじ
遠い遠い、過去の記憶。
それは、忘れ得ぬ痛みと共に…
かつて存在した、一騎当千の兵(ヒロイン)どもによって演じられるべき部隊ー舞台
薔薇の名を冠する、深紅の栄光(クリムゾングローリーズ)
其の花の誉は、一人の少女の翻意により、世へと咲き誇る事無く散って…絶えた
しかし奇跡は、朽ちゆく少女に、再び翼を授け
★感想・考察
黒鳩さんはただひたすらに主人公(プレイヤー)と結ばれたい一心でいくつものゲームやらくぐり抜けようやく今、出会えた。
それを阻んできたのはクレイジーサイコビッチが1番大きい存在であり、黒鳩さん自身にとって1番の裏切り者。
それはまり∽くりにて結ばれてしまった過去があるから。
だからこうして主人公と結ばれる物語を手放したくない。
メイドみたいな装いの、天使にーあるいは悪魔に、そのための手段を救い守るためのみわざと試練を私はさずけられて行使しつづけてきた
1度や2度じゃない……4度8度16度なんてほんの序の口
256度や1024度だってなんのその65536度目の失敗では挫けそうに
と本文にあるくらいに黒鳩は何度も何度も主人公とで会おうと、結ばれようとしていた。
ここに出てくる数字は全て4の倍数ではあるが何を意味しているかはまだ個人的には不明です。
銃を撃ってプレイヤーの心を射抜いたにしてもいずれは手放してしまう可能性もあることを考えてのスマホの写真撮ってセーブしたのでしょう
思い出、記録としてプレイヤーと黒鳩さんを結びつけておくために。
それを裏付けるのが一旦ルートを終わらすと最初から物語が読めないのとセーブデータ(思い出)を消すことでクレイジーサイコビッチとの対話になるということだと思う。
プレイヤーはセーブデータを消すことで黒鳩との思い出を消すことによりまた新たなる道へと進める。
銃を使って言霊を打ったところで仮にもプレイヤーに響いたとしてもいずれは忘れてしまうこともあると思い、この場の思い出を残すためにもセーブをした。
そしてそれはクレイジーサイコビッチも頭の中に入っていたのでしょう。
だからこその「あなたは役不足」である
そこまで黒鳩さんは考えきれてなかったから言われたのかなと。
黒鳩さんはこの主人公(プレイヤー)と会うまでにな何千何万とやり直しようやく主人公と出会え言弾を打つより確実なセーブするということを選んだと思う。
で、それをプレイヤーがセーブ(思い出)を消すことによりクレイジーサイコビッチと出会えるわけだけど、まり∽くりR事態全て消してもう一度ダウンロードすると最初からプレイできる。
そうすると黒鳩さんとまた出会えるわけだけどこれは意図して最初から出来るようにしたかは分からない。
けど、意図して出来ていたとしたらクレイジーサイコビッチもまた役不足かなと。
まり∽くりRを出した段階では黒鳩さんは製作者達によって復活でき、主人公と会えて結局は消される。
黒鳩さんからしてみればやっとの思いで結ばれ、そして思い出まで作ったのに結局はユーザーの手によって消されてしまい最終的にはクレイジーサイコビッチに持ってかれるという不本意な終わり方だった。
自分の意思でとは言えどなんとも心苦しい結果であったし、こうなっては恐らくではあるがよっぽどなことがない限り黒鳩さんの復活はないと思われる。
最後に黒鳩さんの遺影もでるし。
こんな感じでしょうか。