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エロゲは酒の如し

エロゲ、美少女ゲー、ノベルゲーの感想書きます

純愛系。 感想


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ありきたりな日常。
ありきたりな恋愛。
ありきたりな悲しみ。


そうした全てに嫌気がさして、大学近くのアパートに引きこもり中の“僕”。
夏の匂いを残す9月の夜、そんな僕の前に、アイと名乗る少女が現れる。


ー「ご主人さま、このあいだアイの夢に出てきましたよね!?」
その日を境に、僕の退屈な日常は少しずつゆがみ始める。
この世界は自分の夢の中であると主張するアイ。
それはもうそうなのか、あるいは……?


正体不明の不思議な少女、アイ。
主人公とは“カラダだけの関係”の季理(きり)。
密かに主人公に想いを寄せる深湖子(みここ)。
絡み合う糸はやがて、静かな狂気を呼び覚ます。


目的は、誰かを好きになること。
愛なき性の時代に贈る、最後の純愛物語。

 

 


感想
 
  まずシステムは一通り揃ってはいますがスキップ機能は強制スキップとなっています。
なのでフローチャートもあるのでそれを見つつ上手くスキップを使ってく感じにはなります。
あとCDから音楽が流れてるせいで、ゲームを終えてもBGMが流れっぱなしになります。

 


 さて、このゲームはあらすじで「狂気」をよく使っていますがその要素は皆無と言ってもいいかもしれません……。
そこを期待すると肩透かしを喰らうかもしれないので注意ではあります。


 全部のお話を読んで思った、感じたのは“つまらない退屈な日常でも小さな幸せがありそこに気づくかどうかでこの世界を楽しめるかどうかが変わる”って感じだと思います。
 
 この世の中には退屈なことが多かったり、めんどくさいことが多かったりもすることが多いかもしれないが誰か好きな人と過ごしたり、美味しいものを食べたり出かけたり遊んだりすることが実はこの世の中を彩っていくものなのだなと思った。


 そしてそれはやはり意識しなくてはなかなか気づかないもので今作では世界が滅ぶという事がありその事象が起こるとわかったからこそその小さな幸せに気づけたんだと思う。
 この世の中には小さな幸せが詰まってると言ってくれてるような作品で、絵の柔らかさもあってすごく優しい世界だったように思う。


 ただ結局アイは何者だったかは謎のままであるし、世界は結局崩壊することも無い。
細かい疑問も残りはするが個人的にはすごく好きなゲームでした。