臨海点 感想

これだけは言っておこう。ここでお前を射〇しても、俺にとってはなんてことない。
任務遂行上の支障を排除したって事で処理できるのさ。

人類が戦争という名の愚行を繰り返される近未来、月基地という隔離された空間で、いったい何が起こっているのか？
緊迫した状況の中で、人知れず進行する狂気のシナリオ。
果たして、主人公は破滅への臨界点を越えようとしている隊員達を救うことはできるのだろうか？

★感想
  このゲームのシナリオはガン〇ムやマク〇スのライターの松崎健一さんが原作のエロゲです。

 1998年の作品でボイスあり、口パク目パチがある作品で中々に珍しい作品だと思います。

 話としては月基地で何かしらの工作が行われてると判断した上層部により、極秘調査任務を与えられた主人公が基地内に渦巻く異常な状況を目の当たりにし、この問題を解決していくお話である。

 丁寧にお話が練られてあった。
が、ガン〇ムやマク〇スのようなロボ物やSFを期待しすぎるとちょっと肩透かしを食らうかもしれませんが、ミステリーとしてはなかなか楽しめました。

 一応この世界ではアンドロイドが普通に人間世界におり、義体化などで身体の1部をアンドロイドにできたりもする世界。

 普通にヒロインなども亡くなったりとややスプラッタがあったりキャラクター達の狂気なども書かれていました。(犯人以外はお薬でだが……)
TRUEでの犯人は色々な意味で狂気をはらんではいたと思うが、なぜ月基地にそのようにしたかはしっかりとした理由があった。

終わり方もハッピーな終わり方をして良かったと思う。

ルートによっては犯人が変わったりなどして飽きさせない終わらせ方をしたと思う。

 犯人の動機も筋が通ってるように思え、サスペンス好きには触れてもらいたい1作でした。