BLACK SHEEP TOWN 感想
★あらすじ
BLACK SHEEP TOWNは、架空の都市を舞台にしたデジタルノベルです。
・刺激的な舞台
本作の舞台となるのは『Y地区』。
あちこちの国からやってきた移民が暮らす国際色豊かな繁華街で、その独特の雰囲気を楽しむ来訪者達によって活気に満ち溢れているものの、街の裏側はギャングが支配し、警察の力が及ばない危険な地域となっています。
・多種多様なキャラクター
本作には街を支配するギャングのきらびやかな一族や、スラムの片隅で暮らす超能力者、差別されるミュータントのために働く者など、様々な立場と考え方を持つキャラクターが登場します。
ユーザーはそのうち何人かの視点を借りて、物語の世界を体験することになります。
・見たいものから見られるストーリー
本作は次にどのシナリオを読むかを、ユーザーが選択します。
初めのいくつかのシナリオを読み終えると、複数のシナリオが解放され、そのなかから特に興味のあるシナリオを読み進めることが出来ます。
お気に入りのキャラクターや、気になる事件に関連するシナリオを先に読んだり、また後回しにすることも出来ます。
・手助けとなるシステム
本作には用語解説が搭載されています。
本文中の用語をクリックすることによって、ストーリー中のいつでも人名や用語の意味を確認することが出来ます。
コンフィグ画面を開けば、解説のある用語の色を変えるか変えないかの設定変更が可能です。
また、一度読んだシナリオも、シナリオ選択画面から読み直し、気になるエピソードの再確認が出来ます。
これらの機能によって、数多くの人や事件が登場するこの物語も理解しやすくなるでしょう。
★感想
まず一言
長っ!?!?
はい。
めちゃ長かった……。
時間かかった……。
瀬戸口さんの作品でここまで長いのは初めてなのではと思う。
一応、チャート式になっていて読み進めていくだけなので選択肢はは無し。
しっかり物語は絡まりあっていきます。
この作品で個人的に感じたのは、この世界では色んな能力?持った人たちが沢山いる訳で、忌み嫌われてるタイプの人達もいる。
その人達がY地区に集まってスラム街のような街で生活しているわけですが、現実の我々の世界でも多種多様な人達がいてるわけです。
人種然り、その人の個性しかり色んな人がいるが勝手に我々が線引きをして差別が起こったりはしてるけれど本来、そこには差などなく平等なんだと思う。
見た目や、潜在能力は違えど1人の『人間』なんです。
というのがすごく感じる作品であると同時に、立場によって見え方は変わるが結局自分は自分であり、何が正しい間違ってるというのも立場によって変わりはするがどう感じ、どう行動するかは結局自分自身である。行動の判断が良い悪いは別にして。だからこそその人個人らしさが出るような気もします。(ここがなんとも言葉にするのが難しいからこういう表現になってしまった)
あと感じたことといえば時代によって価値観は変わっていくものの、なんだかんだ世界というのは同じというか似たような事の繰り返しにもなるのかなとも思う。
人は違えど(生きていく上で必要な)本質的なものは変わらない?からなのかもしれない。
こんな感じです……。
結構おなかいっぱいです……w