"wqmkcceGsU09MueYTezG29GolSKGyG2tpwieylJxMzE

エロゲは酒の如し

エロゲ、美少女ゲー、ノベルゲーの感想書きます

西暦2236年 感想


f:id:eroge777:20200611091305j:image

【西暦2231年4月7日】


僕は彼女らと出会った


【西暦2231年5月12日】


彼女らはいなくなった


【西暦2233年4月24日】


僕は先輩と出会った


【西暦2236年4月1日】


99通のメールが届いた


【西暦2236年?月?日】


僕らは時間の概念を見失った


【西暦2236年4月14日】


まるで、何かがまた始まるような予感がした


【西暦2236年4月7日】


たくさんの文字を見た


【西暦2013年10月5日】


先輩がいなくなった


【西暦2231年4月7日】


僕は彼女と出会った


【西暦2240年4月15日】


僕は少年と出会った


【西暦9999年99月99日】


僕は告白した


【西暦0000年00月00日】


そして……


夢と現実が曖昧になった世界。僕は自分自身にこう聞きます。
「過去と未来、どっちが長いの?」
すべての可能性、すべての現実、時間と意識の流れの中で
彼女と僕は、恋愛してしまった。
 
それは人類の否定 それは思出の棄却

 

 


感想


 周回すればより一層話がわかるかもしれませんが今は1周目で思った、感じたことを書きます。


 エンドは3つあって、2つのエンド見た上でTRUEを見て思うのはこの作品のテーマは『自分を許し人生を楽しめているか、自分の意味、そして他人をしっかりと見て接しているか』なのかなと。


 ヨツバは親の目を気にして、他人の目を気にして生きておりそれによりピアノの実力を発揮出来ずいたり、楽しめてなかった。
好きは物の上手なれという言葉があるように楽しめること、そして上手く出来ないことなどで苦しみ他人に責任を押し付けたりもしていた。


 でも『自分は自分らしく』と気づいた時に物事はいい方向にころがった。


 そして姫先輩ルートでは各々の存在意義に苦しめられる。
それはヨツバだけでなく、姫先輩もである。
ここで感じたのはやはり『自分は自分らしく』と思えることが強いのかなと思うけどそう思うのはなかなかに難しいことでもあると感じた。


 ここで詳しくでる18次元の宇宙と出て来るのだが(詳しく)俺はそれは結局人の心は宇宙のようでありその宇宙は千差万別という意味でとらえた。

 


 そしてTRUEエンド。
この物語の始めからヨツバはハルに惚れてはいるが結局上手く恋愛が行かなかった。


アーカイブ(世界の記憶があるところ)で今までのハルとのエンドを見ていく。
これによるとヨツバは何千年とハルと付き合うことをしてきたがどれひとつとして上手く恋愛できず破局してしまう。


 ひとつのルートはちゃんと見れるのですが、付き合い始めは仲良くやれているのですがだんだんとすれ違いが起き、お互いに嫌われてるのではと思い始めメールのやり取りで毒づいて謝ったりし始めてお互い苦しみ始めてしまう。
 
 そしてメールの頻度も減り会う頻度も減りより一層ギクシャクしハルは学校へも来なくなる。
心配し見に行くと精神を病んでしまっておりリスト〇ットした傷を見せられる。


 『なんで嫌いなのに会いに来たの』


と言われ結局ハルが耐えきれず自決。


これが何千年やったうちの話のひとつ。

 

 


 
 どうしてと悩み凹み意気消沈していたがシュンというアリス(恐らく神に近い存在)の使者にどうして上手くいかなかったか問われるものの答えられずにいた。


 そして「ヨツバはハルをよく見てなかったんだ。そして理解してなかった。君はハルが好きなのではなくハルに何かを投影していたのだ。そしてハルもヨツバといると環境が変化していく様が好きで君が好きでなかった」ということを言われようやく気づく。


 そしてそれが上手くいかなかった理由なのだった。


 自分を許すそして自分とは、他人をよく見ること分かることは確かに生きていく上で大切であることではあるが誰しもがそこに悩んだりするもので人間関係の難しさでもあると思う。


 たまたま今回は恋愛でだが会社、友人関係などもだと思う。


 余談であるがここで出てくる水路(そこに手を触れると世界の色んなネタが転がっている)は今のSNSでそこにハマりすぎるとその意見に囚われすぎたり現実に物足りなくなったりする、そして上手く現実の人間関係を維持していくのが以前よりやりにくくなるとかのことを言うてるのかなとも思った。


 こんなところでましょうか。


演出等含めかなり面白かったけど難しかった……