ねがぽじ~お兄ちゃんと呼ばないでっ!!~+ファンディスク 感想
★あらすじ
広場まひる(主人公)は、男女共学の瑞樹学園に通う女の子。しかし、ある日更衣室で着替えている時、親友の桜庭香澄にひょんな事からパンツを脱がされてしまう。その結果、局部を見た香澄にまひるが男性であると断言された。その後二ヶ月間検査入院を余儀なくされたまひるは、やっと自分の学園へと戻る事が出来たのだった。ただし、男の子として。
★感想
この作品は3つのルートに別れており、香澄ルート、美奈萌ルート・小鈴ルートに大まかに話は別れています。
まずはざっとしたこの作品の共通ルートのテーマ的なものについて。
冒頭にてまひるは突然、男になってしまうのである。
見た目は女の子のままで。(突如として男性器が生えてしまう。もしかしたら元からあったのかもしれないがクラスの女の子達にバレてしまう)
というのが物事の始まりです。
そこから2ヶ月まひるは病院で色々検査されて、また学園に通う訳だが周りの目が変わってしまう。
ほんの一部の友達は通常通り接してはくれますが……。
そして実家の両親からは半ば強引に一人暮らしをさせられてしまうわけです。(世間の目、ご近所の目があるため)
今でこそ、ある程度寛容になっては来てるけれどLGBTの類をテーマにしているものと思われます。
しかし、まひるは以前と変わらず明るく振舞っている。
が、学園も評判というものがありなんとかまひるを別の学校に転校させようとするわけです。
結構、明るめに話は進む割に設定はやや暗めな印象でした。
各ルートの話ではありますが、前述した通り香澄ルートと美奈萌ルート・小鈴ルートで話がだいぶ違います。
美奈萌ルートと小鈴ルートはそれぞれ親密になって付き合ってというもの。
美奈萌ルートでは結局、学園の思う通りまひるは転校してしまう流れ。
そして香澄ルートですが、ダークファンタジーチックな展開になっていきます。
実はまひる、天使であり過去に想い人を亡くし悲しみに暮れていた。
それも長いこと。
そんなとこに妹のひなたと出会うわけです。
本来、天使は人間を捕食したり生殖のために使われたりという存在であったがまひるはひなたを庇うわけです。(しかし生殖には使ってしまった模様)
そしてひなたは恩義を感じまひるを命をかけてでも守ることをずっと誓っていたのでした。
まひるはひなたと出会ってから人間を装い『広場まひる』として生活することになりひなたの姉として人間界で生活するも、擬態するのに限界が来てしまっていたわけです。
人間界で生活している中で学園の中で香澄と出会い、新たに大切な存在ができたわけです。
しかし結局、人間の手によりまひるもひなたも殺されてしまう。
そして、ずっと帰りを待ち続けた香澄はまひる達の元へ飛び立つ決意をする
といったものでした。
まひるは基本的に共通ルートにしても各ルートにしても基本めげずに明るく振舞っており、人々に対して優しく平等に接していたのをみると真の天使だったようにも思えた。
そして誰よりも強く生きていたのだなぁと思う。
悲しみや人の痛みがわかるからこそそのように振る舞えていたのだと思う。
作品内でも言及はされてますが基本的に天使は雄であるが厳密には雌雄の区別はない。
故に見た目は女の子なのに男性器が付いているのはそういう意味もあるように思う。
悲しくもまひるの明るく強く生きている様に俺自身結構胸を打たれました。
~ファンディスク感想~
はい、こちらに関してはさしあたって話す内容はそんなに多くないです……。
まぁファンディスクですし、それぞれのキャラクター達とのイチャコラ見れたりコメディパート見れたりと言う感じでありました。
一つだけ本編との少し関わりのあるお話はありましたが、その後に透とイチャコラでしたのでうん……(^^;