bittersweet fools 感想
芸術と歴史に抱かれた街ーフィレンツェ。
物語は、静かに運命を奏で始める。
人々の思惑が渦巻く乾いた街で、少女(ティ)は1人の殺し屋と出会う。
星の降る夜更け、希望と不安の中、少女(レーニエ)は舞い降りる。
青く透き通る空の下、籠の中の小鳥が旅立ちを決めた。
他人の温度。
それは少女達に「リアル」をくれる。
「自分として」生きるため、人々は今日も心に愚かな傷を負う。
★感想
いい雰囲気のゲームだったなぁってのが第一印象だった。
誰しもが隠された秘密や傷を持ちながらも優しく強く生きているんだなぁと思った作品であった。
色々な立場や職業な方がいて、それぞれの考えもしっかり持っていて苦労もあるけど生きていかねばいけんという気持ちでいきている。
娼館でのそういったお話は好きでした。
割かしサクサク読めて、雰囲気は柔らかくしっとりのほほんって感じたった気がする。
個人的にはBARでのやり取りが印象的。(酒飲みの性なのかもしれないけど……)
話的にも綺麗にまとめられていて良作でした。