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エロゲは酒の如し

エロゲ、美少女ゲー、ノベルゲーの感想書きます

檸檬・かなりあ 感想


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檸檬~影絵亭ノスタルジヤ~


時は大正の頃、舞台は東京。
売文の徒として気ままな都市生活を送る青年、相馬隆一郎。


叔父がオーナーをするカフェ影絵亭が彼の行きつけの店である。
あるとき彼は叔父から影絵亭を譲り受けることになる。


その際になんと女給が娼婦だった……。
驚きを隠せない彼に女給たちは今まで見せたことのない妖しい表情を浮かべるのだった。

 


かなりあ~檸檬 可奈子~


華族の娘、大近木可奈子は生家の没落のために成金富豪のメイドとして働くこととなる。


しかし、そこで待っていたのはメイドたちによる陰湿ないやがらせの数々だった……。


豪勢な屋敷を自由に飛び回るメイドたち。いとけない姿とはうらはらな、少女らの秘めたるその醜さ。


統制のとれた獣の群れのように、弱者に群がり、引き倒し、一番柔らかな場所へと喰らいつく。
まるで歌うような、踊るような、可憐で残酷な饗宴が始まる。

 

 


★感想


 まずこの作品は檸檬とかなりあの1話、2話、最終話でそれぞれ発売されてたのを1本のパッケージにしたものです。


 そしてこれは全てを通して一つの作品だと自分は思った。
檸檬だけでは抜きゲーメインでチラチラとヒロイン達の今後の成り行きや想いを見て終わってしまう。


 ただ、かなりあをやることによりこの作品に重みがでる。 


 檸檬では“桐生咲枝”がメインであるが、かなりあでは美郷可奈子(かなりあでは大近木可奈子)にスポットが当たり、可奈子が影絵亭に来るまでが書かれていてその後の可奈子についても書かれている。


 可奈子はもともと華族の生まれで家の没落で義弟に預けられ可奈子の意向によりメイドとして働くことになるのだがそこから他のメイドたちからの嫉妬(身分の差)でいじめに遭い、義弟にもいじめを黙認されるようになり、しまいにはメイド長が義弟さんの前でいじめをし耐えかねず屋敷を飛び出してしまうものの行き着く先は娼館。


 身も心もボロボロになり、フラフラと街を歩いていると車に跳ねられそうになるところを咲枝に助けられ影絵亭に迎えられる。


 影絵亭では可奈子は良くしてもらえようやく人としての心を取り戻したことに感謝しつつ元から得意であった歌を商売にして終わる。


 その義弟さんの屋敷にいた時の無知だった時の自分の想いや、実の父への想い、いじめに対して、娼館で働いてる時の想いそして何より影絵亭とそこで暮らしてる皆への想いがしっかり書かれていて、うつろあくたさんの良さがすごく出ていたなと思いました。


 檸檬とかなりあ両方一気にやったからこそではあるが面白かったと感じれる1本でした。