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エロゲは酒の如し

エロゲ、美少女ゲー、ノベルゲーの感想書きます

巨乳ファンタジー2 感想

 

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★あらすじ

まだ魔族と人間が共存していた時代。

ユーロディア大陸と海を隔てた島国ヒルズランド王国では、
貨幣が流通するようになって以降、お金で苦労する魔族が増え、家族や財産を失った魔族が金貸しを襲うなど、
人間と魔族の間に溝が広がり始めていた。
そしてその溝をどうするかが、行政官に求められていた。

当時は勉学の場所といえば修道院
中でも王立修道院は、王国の中心を担うエリート行政官育成の名門として知られていた。
ところが、地方の特別枠でたまたま入ってしまった主人公ルイン・ディミディウムは、
ぶっちぎりの最下位。
ただ一人就職先も決まっておらず、名誉ある王立修道院の問題児として扱われていた。
左遷の地、ボインバラに武官(守備隊長)として、事実上左遷されてしまう。

さらに不幸は続くもので、左遷されて早々、ルインは城主から地元で暴れまくっている盗賊一味を逮捕できなければ、クビにすると宣告される。
おまけに部下は全員魔族で、退治には出たものの言うことを聞いてくれず、離反。
ルインはひとりぼっちになってしまう。
おいうちをかけるように、そこへ盗賊が登場、ルインは盗賊に連れ去られて縛られてしまう。
ルインは一体どうなってしまうのか…?

 

 

 

★感想

一応、リュートがいた世界より150年ほど前のお話らしい。

まだ魔族と人間が共存してる世界です。

 

今回の主人公はルインという名です。

このルインも学校は違うが王立修道院で最下位で卒業して田舎のお城に派遣されるとこから始まります。

 

大きな話の流れはリュートの時と同様、成り上がりストーリーとなってるため落ちこぼれからどんどん這い上がって国王になっていく感じになっております。

 

が、1の時とはキャラクターや世界も違うので物語の展開は異なるので楽しんで読むことが出来ました。

 

大きなルートでは州長官をへて国王になるルート(こっちがトゥルーエンド)とエルフの大使館になって国王になって行くルートになっております。

あとこのルイン、やはり魔族と人間のハーフであり幸運の持ち主(実力もあるが)なのはリュートと同様のスペックではありました。

 

個人的には無印よりも2の方が話の展開的に好みでありました。

理由としては1番最初に赴任したお城の部下たちとの関係性が個人的に凄い好きでした。

すごい固い絆で結ばれていたのが個人的にグッと来ました。

 

あとは軍事演習や実際にエルフ族(1部の悪どいやつらの)侵略された時の軍事力を発揮したりと戦闘の時のルインの力の発揮ぶりが好みでした。

 

いやぁでも、王子のハイネスと推薦人で大司のアルヒーフの諦めの悪さと小賢しさは……。

トゥルーエンドのラストでは皆で処刑という形だったけどもうちょい懲らしめてもいい気がする(個人的意見)

 

あとエルフ族のトップ2人もまぁ腹黒いこと。

とはいえルインの方が1枚上手でした。

 

面白かったです!

巨乳ファンタジー外伝 感想


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★あらすじ

騎士学校を最下位で卒業しながら、リュート・ヘンデ がエーデルラント国王に即位して1年半。
隣国リンゴバルトの侵略も退けて、王国は平和な時を迎えていた。
リュートも、公務をこなしながら美しい6人の女とエッチな生活する毎日。

しかし、女名将 グラディス に退けられたリンゴバルト王国国王バザルト1世は雪辱を誓い、よからぬ計画を立てていた。
一方、リンゴバルトに隣接するユーロディアの大国・フロンス王国でも、侍従長 キュヴィエ侯爵が、急速に国力を増してきたエーデルラント王国を潰そうと画策していた。
狙いは、サキュバスでありながら王妃に即位した シャムシェル
シャムシェルの即位については、ユーロディア全土で信仰されている聖十字教の総本山・バカチン教国でも疑問を唱える者が多く、いくらなんでもサキュバスを王妃にするのは……という声が囁かれていたのだ。

何も知らぬリュートシャムシェル、そして正妻を目指すグラディス。
そしてリュートに仕える宰相 エメラリア 。
リンゴバルト王国、フロンス王国、バカチン教国という3つの勢力を相手に、リュートは今回も、どんな強運と成り上がりを見せてくれるのだろうか……?

 

 

 

★感想

1に引き続き外伝をプレイしました。

 

やはり面白い。

 

前回は国内のお話で騎士学校を最下位で卒業して地方都市に飛ばされて国王に成り上がっていくお話でした。

 

今回は国王になってからの話。

外交などのお話でリュートの国含め4カ国出てきます。

相変わらず成り上がりというか事が気持ちよくいい方向に進んでいきます。

見ていてスカッとします。

 

リンゴバルト王国と併合し、バカチン王国の人達を感服させ、大国のフロンスといい関係で外交がいく感じにはなります。

 

その過程でやはりリュートの運の強さと器の強さを前作同様見れる感じです。

相も変わらずモテまくるリュートも見れます。

 

ただ前回のブログでも書きましたが主人公の魔王部分というかその時の話がやはり見たい……。

フロンスとの外交についてリュートがフロンスに行った時にキュクロプスと仲良くなったり、バカチン王国にて死神に殺されなかったり(穢れがないとかで)でそういった1面は見れましたがもっとみたいです。

 

あと個人的に新キャラのエリスがすごく好きでした。

 

 

いやぁ超楽しく進められました!

巨乳ファンタジー 感想


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★あらすじ

王位騎士学校を成績最下位で卒業した新米騎士リュートは、左遷同然に貧しい田舎町に配属されてしまう。

しかし、そこでいきなり数多の男の精を吸い殺してきた恐ろしいサキュバスを退治することに……!?

ファンタジー世界の冒険活劇と両手に有り余る巨乳の悦楽をミックスした巨乳アドベンチャー開幕!

 

★感想

 

まず一言。

 

くっそ面白かった!

 

あらすじにもある通りに主人公は騎士学校を最下位で卒業して左遷と言わんばかりの所に配属になるのです。

そこからの成り上がりストーリーとなっています。

 

最初の街ではサキュバスが村の男たちの精を吸って殺してしまうという問題があって主人公を厄介払いするためにサキュバス討伐依頼させられるわけです。

そこで命落とせば邪魔者はおらん的な感じでその仕事をやらせるわけですが、なんとリュートは精を吸われても死ななかったのです。

 

後にわかるのですがリュートは過去に悪魔の王様だったらしくそのために死ななかったというわけです。

 

そこからサキュバスシャムシェルと行動していきシャムシェルの助言等がありリュートはどんどん出世していきます。

 

確かにシャムシェルの助言があったからというのもあるのですが何よりリュートの内面はホントにできた人間であり、それは話が進むにつれてどんどんその良さが見えてきます。

 

そして最初の街の陰謀を暴いて王都で働くことになり、親衛隊or司令官の道に進みます。

恐らくこれは司令官ルートが正規なのかな?

 

そこで騎士学校の時の同期からも信用を得て国王からも気にいられ最終的には王様にまで上り詰めていきます。

 

その過程で今までリュートを見下してきた人達からも信用を得ていきます。

そこがまたこの作品の魅力の1つでもあったりしました。

運の強さもあったとはありますが、これはホントにリュートの人柄故の物と素の実力が備わったからだと思ったりです。

よく運も実力のうちなんて言葉がありますがその通りだなと思わせる1作です。

 

しかし、全員がリュートのことを好いて信頼している訳ではなく貶めようとする輩もいる訳でして……。

 

危うく処刑に刺せられそうになるのですが、その時点で既に信用を得ていたリュート

周りの力もあり無事にその罠から逃れられ無事に王に就任しました。(なお、その罠というのがその時の王を殺した濡れ衣を着させられたというもの)

 

この一部始終を見ていて楽しくて続きはどうなっていくのかホントにクリックが止まりませんでした。

 

ただ気になるところというかもっと知りたかった?見たかった?ポイントが1個あります。

それが、リュートは悪魔の王様だったということがあったけれども、記憶が封じられてたぽいのですがそこら辺の話。

 

一応外伝もあるのでそこら辺で話は出るのでしょうか?

 

その話がないにせよ非常に楽しめた1作でした。

MiST-second edition- 感想


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★あらすじ

美しい自然の大地が織り成す、乙女達との淡い恋の物語。

北陸地方雄大な山岳地帯に包まれた奥ヶ岳

ひっそりと身を置く小さな民宿

山地に伝わる忌まわしい民間伝承

そして忘れ去られていた記憶の数々

 

★感想

この作品は2001年に同人ソフトとして発表したものに修正を加えて商品化したものらしいです。

 

この作品は3ルートに別れています。

 

大まかには同じ内容で後半、個別ルートでお話が変わっています。

学生の男女6人が北陸地方の山奥の民宿に泊まりに行く話。

前半はほのぼの進んでいきます。

後半になり個別ルートに入り雰囲気は重めになっていく感じではありました。

 

あらすじにある民間伝承はルートにより違い、吸血鬼の伝承や金塊の伝承などでした、

それがこの宿の近くにある廃村になった理由にも繋がっているそう。

個人的にはこの廃村での話を読みたかった気はします……。(廃墟とかが好きだからですが)

 

どのルートでも言えることではありましたが、身近にいるからこそその人の想いとかを見失いがちになるなぁということ。

近くて当たり前で見えなかったり、逆に近いからこそ切り出せなかったりと。

でも、そういうのを言わずに来てしまうと後悔する時もあったりするのだと感じました。

人生何があるか分からないからこそ、そういう気持ちを大切にしたくなる1作でした。

 

あとは誰しもが大なり小なり悩みというかそういう類のものを抱えてるというのもこの作品を通じて感じたことでもありました。

 

 

が、いささか展開が少し急な部分もあったのでもう少し丁寧に書かれていれば尚良かったかなと。

 

 

P.S.

優香は大病を患っていた。

瑠美は施設に入っていて2週間戻ってなくてふらふらしていた。

 

普段から仲良かったのに初めてこの時知った感じなのはちょっとびっくりではありました……。

初夜献上 感想


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★あらすじ

 


始まりは、一通の手紙だった。
聞き覚えのない差出人、そして嫌に丁寧な文体。
それは、祖父の急病を知らせていた。

ずっと連絡を絶っていた祖父。
顔すら思い出せない、縁遠い存在であったが、
しかし荷物をまとめ、帰郷することとなる。

地図を便りに、辿り着いた先は、山間の小さな集落だった。
祖父は病状が安定しておらず、すぐには会うことが出来ない。
その身を案じつつ、しばらく滞在することになる。

そこで出会ったのは、数人の女性だった。
集落全体に漂う、どこか不穏な空気。
それを感じながらも、彼女達と心を通わせていく。

やがて訪れる、祖父の死。
そして主人公は、自分の呼ばれた訳、そして、
集落にただよう不穏の理由を知ることとなる。
主人公と、そしてかつて心を届かせあった女性、
その行く末は―――。

 

 

★感想

 

祖父が倒れたと聞いて母の暮らしていた実家(母は亡くなってます)に帰省してそこで1~2週間位過ごす主人公。

 

原付で帰省していた主人公ですがとある家の前で事故ります。(急に飛び出た人と接触事故)

幸いにもその子は骨折ですみました。

主人公もその事故の際記憶を失っていて目が覚めたら見知らぬ天井という訳です。

そこは、主人公のいとこの家でした。

そこでお世話になるわけです。

 

帰省したものの中々祖父と面会させて貰えず時が来たらということでとりあえずのんびりする主人公。

 

その、のんびりパートが人によってはかったるく感じてしまうかもです。

ただ、のんびりパートでその町の住人達からの話で何かこの町について隠してるぽい発言がちょいちょい出てきます。

 

ほぼそういう感じの話が多く終盤でルートにより話が少し変わっていきます。

 

結果的にこの町の住人達が隠していたものなんですが『初夜権』について。

この町は昔、頭目によって好きな人と引き裂かれ恋人を殺害するようにされた挙句に頭目達により嬲られ沢山の望まれない子供たちが産まれたそうな。

そして頭目の血を引く子孫たちにその女性の憎しみが移り、初夜を迎える女性はその相手を憎しみにより殺してしまうというもの。

 

なので主人公の祖父はその初夜を迎える女性と交わり憎しみを払って(行為を終えると女性がこちらを襲ってくるので短刀で殺さない程度に刺すことをします)夫の元へ返す役割をになっていました。

が、その祖父が亡くなりそうということでその血を継いでる主人公が呼ばれたのでした。

 

ちなみに、主人公の母親は祖父との初夜権を行った際にできた子でありました。

 

これが終盤にわかり、各ルートにより終わり方が違うという感じです。

頭目が〜という話は恐らくメインヒロインである比咩の話でのみ語られます。

それ以外の話は初夜権について軽く説明と母との関係のみが語られます。

 

 

 

各エンドについての概要と感想。

 

バットエンド

ヒロイン達と初夜権を行使して主人公は以前の祖父の立ち位置になって終わる感じです。

まあ素直に町の風習に習った感じでした。

 

葉花さんエンド

主人公の従姉弟であり、この町の医師の婚約者。

祖父が倒れたと理由もありますが、結構目前ということで町の風習により主人公に初夜権を行使してもらい憎しみを払ってもらうという感じであります。

ちなみにどのルートでも葉花さんに対して初夜権は行使します。

 

初夜権を行使したあと主人公は自分の元々暮らしてた町に戻り、無事初夜権を終え葉花さんも亡くならずに済む。

 

綺麗には終わった印象ではあったのですが主人公は果たして本当にそれでも良かったのかなぁとか思ったり。

あの感じだと主人公は初夜権のことはもちろん葉花さんのこともずっと引きずって過ごすだろうなと思うのと、今後のあの町での初夜権の行使はどうするのかなと。

恐らく個人的な想像ではあるけれど、主人公はもうあの町には戻らないように思う。

なんともやるせない終わり方だった(いい意味で)

 

千鳥エンド

葉花さんとの初夜権行使の所までは基本的に同じ。

共通では千鳥とよく絡む話にはなってます。

葉花さんとの初夜権行使後に千鳥にも嫌々ながらも迫ろうとする。

びっくりして拒否しかける千鳥。

しかし、どうしてそういう事しようとしたのか聞きただし初夜権について主人公が説明する。

 

千鳥と主人公は全てを受け入れ2人でこの悪しき文化を乗り越えて行こうという感じです。

 

真っ先に感じたのは幸せなエンドなようで実は一番バットエンドに感じたルートでした。

受け入れたとはいえ、何となく一緒にいるだけで逃避エンドのようにも感じた。

恐らく次の初夜権行使する際は本当に大丈夫なのかなと思う。

また今回のようになるのではないかと俺は思ったのでバットエンドのように感じた。

 

 

・比咩ルート

このルートも基本的には葉花さんルートと同じ。

その行使後を比咩に見られ、事情を説明する。

そして上記した頭目のお話がされ、初夜権についてここで具体的にわかる。

長いことこの初夜権の風習があり苦しめられてきたのがわかる。

元々は頭目が悪いのは間違いないけれど今現在まで続くとなると現代人にとってはキツいなぁとは思うけれどそれ程にまでその女性も苦しんだことの表れだとも思いいたたまれない思いでした。

 

そして主人公と比咩はお互いを愛していてそれは初夜権について知ったあとも変わらずにいた。何となくこの二人の関係性は初夜権の始まりとなった女性と男性の関係性とも似てるなと。(絆の強さ的に)

主人公と比咩はこの初夜権は自分達で終わらせなければならないということで比咩に自分を刺すように言う。

亡くなっても自分は比咩の心の中に生き続けるからと。

そして比咩は主人公を刺して終わる。

形見として主人公の乗っていた原付を大事に持っている比咩。

その原付を押してるところに主人公が現れる。

 

比咩はそれに驚いて終わる。

 

この最後の主人公は無事怪我が治り生還したのかはたまた比咩が見た幻覚なのか。

個人的には生還した方に思いたいけれど、何となく幻覚なのかなとか感じたりした。

具体的になぜと言われると難しいけれど……。

 

 

総評

比咩ルートがあるのとないのとではだいぶ印象が変わるかなと

共通はすこし長いようにも感じましたが個人的には楽しめた1作でした。

続・青異薔薇 感想考察


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★あらすじ

「誰……だ……?」

 

「我らを……私を……眠りから呼び覚まそうとする、貴様は一体……?」

 

“aoibara” ZONE IS OVER

WE ARE NOW RISING INTO ZONE

BE ON YOUR GUARD!

 

私たちの戦いはこれからだ!

 

★感想考察

 

いきなり考察から

 

続・青異薔薇の冒頭にこのような文が出ます


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まずは1992年のエロゲ業界について

 

1992年に発売されたアダルトゲームは、130本前後はあるようです。
数字的には前年との比較では横ばいか、やや増ってところでしょうか。
前年末に生じた沙織事件の影響で、アダルトゲームは最大の危機に陥ることになります。

 

主にシナリオ面の方向性で業界を引っ張ってきたアイデスはここで方針を変更せざるを得ず、様々な方向を模索しだします。一方で、アイデスと異なる方向で進化を遂げていき年末に話題を独占したのがエルフでした。

 

『177』が国会で議論の中に登場しただけでなく、その後も別のゲームが条例にひっかかったり万引きがあったり大なり小なり事件はあったわけで、業界関係者自身も規制の必要性は既に感じていました。

 

そこにきて沙織事件ではゲームの発売元であるキララやジャストの家宅捜索にまで発展し、逮捕者まで出てしまったのです。
その時点ではパソ協により18禁シールを貼る程度の対応だったのですが、92年7月にガイナックスのゲームが宮崎で有害図書指定されたこともあり、ソフ倫の発足に至ったわけです。

 

ここで重要なのは一連の動きによって一部でエロを自粛せざるをえない状況に陥ったということです。全般的に見ても、92年はもっともアダルトゲームにおけるエロが薄くなった時期かもしれません。

 

ということもあり、エロゲ業界的に以前にも増して日の目を浴びるということはなくなってきてた状況ではあります。

 

だからこそ青異薔薇が自らの意思で外に出た時は夜イコール闇だったのかもしれません。

 

そんな闇こそお似合いな業界がエロゲだったのかもしれません。

その事に絶望と喪失感を感じたのでしょう

日の目を浴びるには自分の出演したい作品とはまた違う所に行かなくてはならず自分の意思とは遠いところにある。

その事を思い知らされてしまった。

 

そして青異薔薇はユーザーや製作者達の期待に応えられるだろうかと恐れて逃げ出してしまった。

 

もしかしたら物好きが意気と志を汲んで甲斐甲斐しく世話を焼いて花咲かせてくれるかもしれないと、やるだけやって終幕(エンディング)を迎えられたのだという歓びに身を浸して歩みを止めて。

最後の最後でわかった風を装って他人に自らの命運を委ねてしまっていたと。

 

その事に気づき自分を奮い立たたせる

抗ってやるのだと衝動のままに

ただ今は目の前の現実を受け入れることしか出来ない

 

そして自ら多少の光にでもしがみつき、自分の意思で作品に出演していきたいと。

そうした中でこういう不況の中でも輝くお話やキャラクターがいることも知る。

 

そして逃げないことを決意する青異薔薇

日の目を見るために

渾身の1発を地面に打つ青異薔薇
恐らくここでようやく自分の意思で動き始めたのでしょう。

これは多少の全身でしかないかもしれないが色んなものを吸収して作り上げたもの。

 

そうして青異薔薇はそこから日の目を浴びることになる。(恐らくHAINゲーではりとる†びっちが一応初出演?)

そしてここから黎明が始まる

92年以降色んな名作が出始める
なのでエロゲが初めてでたのは82年と仮定して10年は経っているけれどこれからが本番だという意味だと思う

 

そして焼き付けるような痛みを感じる

以前は恐れていたもの。

恐らく批判もあったことでしょう
だけどそれを受け止める覚悟も出来ている。

そして世へ咲き誇ってやると決意する

 

自分自身のために

 

そしてこのようなシーンになる



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Hello wold

ようこそ原野へなのかな?
Woldは起伏のなだらかな原野、またはキバナモクセイソウらしい

この原野から色々な作品やキャラクター達が生まれてきて色々な花を咲かせるということなのでしょうか。

OKを押すとワーッと歓喜の声が上がります。

それはユーザー達の歓びだと感じました。

 

そしてエンドロールに入ります。

エンディングで各HAINゲーのキャラ達が出てきて少しセリフを言う

物語はここから始まったというきもする

 

 

最後に青異薔薇の胸にヒビ入る

そして朝に恵美先生と会う

青異薔薇が咲き誇っているのを恵美先生が見つけるわけです。
それを見て貪欲に生きていこうとしていたのが見て取れたらしい

 

無作為に無節操にグロテスクに次々へと枯れては咲いてを繰り返してる

というのはジャンル問わず色んな作品に出続け、一つの作品の人気がなくなったらまた新しい所へと言った感じで出演しているのだと思う

 

恵美先生が手を差し伸べるでもなく、青異薔薇自信でこの業界での生存を勝ち取り物語を綴った

そして現在進行形

今なら青異薔薇の気持ちをへし折って作品への出演を辞めさせることも簡単

だけど何か可能性があるから世に花開かせるべきではと恵美先生は思う

 

それはかなたには出来なかったこと

人の為にあろうとするあまり己を見失ってしまい

君になら……

青異薔薇からメガネが出る

恐らく再び制作して欲しいという青異薔薇と、かなたからの願いなのだろう

 

恵美先生は試されているのかと思う

だとしたらありがた迷惑に対する精一杯の理解と虚勢を示した上で
これが私の答えだ

といいメガネを握りつぶす

そしてその血を青異薔薇に与える

そしてその握りつぶしたメガネをかける。

 

青異薔薇が自由を喰らえいと発言をして終わるわけです。

 

恐らく恵美先生はこの青異薔薇を世に送り出しそのキャラクターの意志を組んで再び制作活動へと進んでいくようにも感じた作品でした。

 

神樹の館 感想


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 ★あらすじ

主人公・工月秋成は大学生であり、卒業論文に必要な資料を探していた。大学の友人である四ツ谷麻子は、山奥にひっそりと立つ「神樹の館」という洋館を工月に紹介し、2人でそこへ赴くことになった。神樹の館にたどり着いた2人は、館をひとり管理するメイドの知里紫織に迎えられ、案内された書庫で資料を探し始める。

館の住人は紫織の他に3人いた。双子の少女、斎(いつき)と伊美(いみ)と姿を現さない館の主人である。

主人公と麻子は館に滞在することを決めるが、後に麻子は行方不明となってしまう。主人公は住人達に館に留まるよう説得される。2人は無事に館を出られるのだろうか。

 

 

 

 

★感想

 

この作品は各ヒロイン(4ルート)+竜胆ルートとなっており、竜胆ルートがTRUEになってます。

それぞれのルートが終わり次第竜胆ルートに入る感じです。

 

1番最初にやったのが双子ルートだったのですが、この双子の名前の伊美が『忌』由来という話だったり、ルビンの杯の杯は中心を境に2片で1つ。二人で支えあって生きる双子の有り方っていうのは結構個人的に印象に残っている話でした。

 

それぞれの話を読んでいくうちに次第にこの館の謎というか全容が見えていくようになります。

竜胆ルートで明かされる訳ではありますが、その途中にて4つの季節の間を行くわけですがその過程で各ヒロインとの別れみたいのがあるんです。

ここは「CROSS†CHANNEL」のラストの話を少し彷彿とさせるようなものではありました。

 

ちなみに、この館ができるきっかけというのはこういう感じである

 

遠い遠い昔、飢えて疲れ果てた母親とその腕の中の赤子が竜胆の宿る神樹に憩いを求めた。
子供を残して川に食物を求めた母親はそこで息絶えて、その屍を食らったのが真口の大神だった。
狼はそれによって母の願いを取り入れて赤子の下へ辿り着くが、赤子は既に危篤状態だった。
赤子が絶命するまでの二晩の間、竜胆は赤子が泣きやむようにとあやすうちにその子に情が移ってしまう。
赤子は、絶息する寸前にあらん限りの願いを込めて、自分を抱き上げてくれる腕、自分を守ってくれる誰かを求めた。
その願いが竜胆を神樹に縛り付けて、館を成立させたのである。

 

というのがラストでわかるのですが、母の想いや竜胆の想いなどでこの赤子が寂しい思いをしないようにという想いで作り上げ、その想いに惹きよせられるように人が集まったりしたのかなぁと思ったり。

そして番犬は赤子に万一危ない目に合わせないためのものなのかなとも。

優しくも哀しくもあるいい作品だったなぁなんて思っています