ひなたのつき 感想
森に一人移り住み隠遁生活を始めようとしたとある『人間』。
森に入ってすぐにたまたまエルフの窮地を救ったことからそのエルフに懐かれる。
たまになら遊びに来てもいいと約束して別れたその夜、山小屋に来訪者が。
昼間のエルフかと思い、懲らしめようとしたところ来訪者はまた別のエルフ・コノミだった。
気持ちのいいお仕置きを気に入ったコノミもまた『ニンゲン』になついてしまう。
救われたエルフ(ヒナタ)も翌朝やってきてナナシと名乗る。
コノミ、ナナシと共に食料を探しに出かけると、
人間を目の敵にするエルフ・イバラがナナシとコノミを連れ戻しにやって来る。
イバラによれば月食の影響でエルフの世界と人間の世界の境界が弱くなったという。
そしてもうひとりダークエルフのナナシ(ツキヨ)を助けたニンゲンは、
エルフたちと交流を楽しみながら山小屋に残されていた本を読みあさっているうちに、
満月の夜には境界が修復され、エルフたちが元いたところに戻らねばならないことを知る。
山小屋の先住者もまたエルフについて研究していたことを知ったニンゲンは、
その研究をなぞりながらエルフたちと共に暮らすことになる。
★感想
ご存知の通りかとしれませんがショタゲーとして売られている『ひなたのつき』。
最初は普通にショタっ子エルフとのほのぼのするゲームかと思ってはいました。
ほのぼのしてはいるものの、差別だったり種族の違いや価値観の違い、昔の西洋であったであろう魔女狩り、村八分などがテーマとして書かれてるように思った。
ただ重っ苦しくは書かれていないのでやりやすい作品ではあると思う。
でも丁寧に書かれてる印象もあってよかったと思う。
無駄もなく長さもそんなに長い訳では無いものの読み進めやすかったなと。
こういう作品に触れられてよかったなと思った。
でも出てくるのは全員男なので悪しからず。
全員攻略するとぬばたまというルートが出てくる。
言わばハーレムエンド。
最後のお楽しみでした。
面白かった作品でオススメです!