巨乳ファンタジー外伝2 感想
★あらすじ
舞台は、『巨乳ファンタジー外伝』 から5年後、ヒルズランド王国で始まる。
その記憶喪失の男・マスクは、全裸で港に現れた。
マスクは、自分が全裸とも知らず女の子に声を掛け、逮捕。
モルグレー城主に生意気な口を利いたため、囚人としてゾロ監獄に収監されてしまう。
ゾロ島では、秘密の取引が行われていた……。
秘密を目撃したマスクは、厄介払いのためにボインバラへ魔物退治に行かされる。
賞金稼ぎたちも、その魔物を倒そうとして何人もが殺されているという。
マスクは果たして魔物を退治できるのか? まさか、いきなり死んでしまうのか……?
『巨乳ファンタジー』 の棹尾を飾る、リュート、最後の物語。
★感想
一応リュート最後のお話ということらしい。(外伝2afterはあるけど)
冒頭というよりほぼ前半はマスクの話です。
リュートは出てきません。
まぁマスクがリュートなんですが、読んでれば気づきます。
性格やら行動やら色々がもうリュートだよって感じなので。
ですが、作中のキャラクター達は気づいてないです。
まぁ母国のエーデルランドにいる訳ではなく船に乗せられてヒルズランドに到着してからのお話なので、周りにいた側近や王妃やらはいないからまぁそこは気づかないのは当たり前な気もする。
そんなこんなでマスクはヒルズランドでものし上がっていきます。
牢屋に入れられてからヒルズランド王にまでいきます。
その頃、エーデルランドではリュートは病気やらなんやらで今表には出られないことになってるみたいでした。
なんとか行方不明のリュートを探してるエーデルランド。
ヒルズランドVSフロンスの海上戦があるんですがもちろんフロンスはエーデルランドとタッグ組んでるんですがその時にマスクとグラディスが会うんです。
何となく気づいてグラディス……。
まぁ気づかなかったわけです。
この戦いはヒルズランドの勝ちでした。
リュートはやはり頭がキレます。
ただ見てるこっちとしては複雑……。
リュートには頑張ってもらいたいけどあなたの王妃ですじゃん………。
この戦に勝ったことにより、ヒルズランドの王妃(ロザリン)と結婚することに。
そしてロザリンとHして仮面が取れる。
その顔を見たイケテル(モテール父)がリュートと気づきエーデルランドに報告。
暗殺に来たグラディスも流石に気づく。
シャムシェル来る。
気づく。
Hして記憶取り戻す。
と言った具合。
そして王妃達のOKとのこともあり、エーデルランド、ヒルズランド、リンゴバルトの王に。
この辺が前半。
後半はこのリュートがヒルズランドの王になったことにより、より敵対して色々仕掛けてきます。
ここからは通常リュートモード。(マスクの時もリュートモードだけど)
その最中ですが、イベリア王はノルドランドを取り込もうとエストリア王妃に求婚。
ロザリンにやめた方がといわれ(ロザリンとエストリアは仲がいい)心が揺らぐ。
そのタイミングでノルドランド王が亡くなり側近はイベリア暗殺者によって葬られ、エストリアが王になりだいぶ追い詰められたところでリュートが助けるわけです。
マスクの時から毛嫌いしてたのが、こんな嫌ってた自分がホントに困ってる時に助けてくれてと好きになっていく。
そして結婚です。
尚のことイベリアはムキになっていき、ゾンビやらメデューサの首やら使い何としてもエーデルランドを潰しにくるのですが、最終的にはリュートの勝利でした。
メデューサの首の作用で石にされてた時にリュートは神聖魔族を思い出す。
そのことをみんなにも説明したが変わらずついて行くとのことでした。
こののし上がり具合も中々爽快で読んでて楽しいのはもちろんなんですが、何よりリュートの懐の深さというか優しさが何より俺は好きです。
多分登場人物達はもっとそのことを感じてのあの信頼関係なんだと思います。