善悪 感想
真実が聞けるまで痛めつけてやろう
泣こうが、叫ぼうが、許しを請おうが、関係ない。
全ての真実を明らかにするまで
……徹底的に、懲らしめてやる!
篠木雅哉は4人の女を廃病院に監禁していた。
4人の犯した罪を自ら裁き、断罪するために。
この4人の女は、雅哉の大切な弟と妹が亡くなったことに深く関わっている。
だが、彼女たちはそう簡単に口を割らない。
まともなやり方では彼女たちが何も話さないのであれば、強引にでも聞き出してやる。
尋問、拷問、どんな手を使ってでも。
彼女たちを、徹底的に懲らしめるまでー。
★感想
痴漢の冤罪で捕まりそうになって足を滑らせ線路に落ち、電車に引かれて亡くなった弟とその事故のあとに自殺を図った妹。
その原因にとある4人の女学生にあると思い廃病院に監禁しなぜそういうことをしたかの経緯を聞くため尋問をして真相を聞いていく流れ。
主人公のやってるプレイも大概ではあるものの普通にこの4人の女の子達がクズでした……。
この女の子4人は主人公の妹「彩音」の同級生である。
ある時に、この4人の女の子のうちの1人「美穂」が痴漢されたと思い痴漢だという。
その痴漢と勘違いされた男の人が主人公の弟で彩音の兄(智宏)。
その時は他の乗客も智宏は痴漢をしていないと言われ美穂は恥をかくことに。
別の日に駅のホームにて智宏にまた会う。
その時に彩音の兄貴だと知る。
もともと彩音には勝手に恨みを持っていた。
というのも、彩音は転校生でその時はなんとも思っていなかったもののテスト結果で数学のみではあるが自分の成績より上であった。
しかも彩音と大学の志望校が同じであることを知る。
その大学は高校一校につき1人のみの推薦枠で自分と同じことを知り腹を立てる。
その時はまぁ彩音は落ちて自分が受かると思っていた。
そして美穂の元に合格通知がきてやってやったぜと思う。
放課後に美穂は万引きをして、その現場を彩音に見つかってしまう。
その後に美穂はその大学から合格取り消しの通知が来る。
そして彩音が合格した。
きっと大学にチクって自分が不合格になり、繰り上げで彩音が受かったと思い込んでたのが理由。
そんな時に痴漢を勘違いし、恥をかいたのである。
改めてホーム智宏を見かけて兄だと知った。
そこで美穂は閃く。
美穂の仲間の牧子と亜美にあいつ(智宏)に恥をかかされたことを言うと牧子と亜美がそいつを何とかしてやるよとの事で後日電車の中で、智宏が牧子を痴漢したと亜美がいい、彩音兄が逃げ線路に落ちて引かれて死んでしまう。(もちろん冤罪)
その後美穂は帰り道にてAV関係の社長にスカウトされる。
その時にまた閃くのである。
その社長にいい子を紹介するからちょっと芝居を打って欲しいと頼む。
それが『痴漢事件のあとに事故でなくなった兄の損害賠償650万を払えという手紙を美穂が彩音宅に入れるからその後、彩音をスカウトして欲しい。そしてAVに出れば高額なお金を渡せるように言ってくれ』というもの。
追い詰められていた彩音は顔にモザイクをかけることを前提で承諾してしまう。
結局顔にモザイクはかけられておらずそのビデオが販売されてしまう。
お金は支払われるがその鉄道会社の手紙は結局AV関係の社長の元に戻る仕組みにもなっていた。
その後学校裏サイトに書き込みをするにあたり環奈という美穂のもう1人のつるんでたやつにこの彩音がAVに出てたことを言う。
環奈は昔から恋していた男の子がおり、最近その男の子が自分ではなく彩音を見てることに気づいており、その子の気をひくためにと彩音を幻滅させるためにもAVに出てたことを学校裏サイトに書き込みをする。
そして彩音は大学合格を取り消しになってしまった。
そして自殺してしまう。
というのがこの物語の真相である。
実際は美穂が大学の合格取消の理由は論文の盗作がバレたことが理由である。
そして美穂は普通の推薦に対して彩音は奨学金制度の推薦であり枠はそれぞれ別に設けてあったのである。
牧子と亜美も智宏に痴漢冤罪をふっかけていたもののそれ以前にもお金欲しさに痴漢冤罪をふっかけて、示談金用意させて何も無かったことにするようなことをしていた。
というものである。
黒幕自体は分かりやすかったもののまぁ真相が見えてくにつれてまぁ美穂と牧子と亜美と環奈の人柄見ていくとまぁ皆性格悪いなぁ思う……。
特に美穂と環奈。
美穂はまぁ言わずもがな、環奈は友達どうの言ってたのに簡単に友達裏切るしなんかeuphoriaの梨花ぽい感じでうわぁと思ってしまった……。
最終的に主人公は捕まるんだけど、主人公の会社の人達はほんとにいい人が多いと改めて思ったのと例の4人組の女の子の親は外面を気にしてこの件は無かったことにしたいと言う話を持ちかけたみたいだがなんか親も親だなぁと思ったり……
ちょっとずつ真実が分かっていくのとスカッとする部分もあったりしてかなり面白かったです