仄かに視える絶望のMemento 感想
消える現実、消えない過去
主人公は何者かの陰謀によって事故に遭い、特殊な記憶障害に陥った二人の女の子。
二人には、数時間おきに記憶ができなくなる空白の時間がやってくるのだ。
記憶ができないということは、その時間帯に何があっても覚えていないということ。
つまりその時間にどんなことをされても、二人は忘れてしまうのです。
そのことを知った二人は協力しながら互いの欠如した記憶を補うために行動していきます。
★感想
各ヒロイン達の視点から学校の寮内で起こる陵辱事件や日常や過去のお話などを見ていって事件の真相が分かっていくスタイル。
ここでの主人公は理緒と遥になってるけど個人的には真実と葉月なような気がした。
まさか過去の事件から絡みに絡み合ってこのようなことになるとはと思った!
それぞれの悲劇と復讐、そして快楽に溺れる加害者たち。
エッチシーンは多いものの、お話の雰囲気や事件がどうなっていくのかというワクワクはあった。
学生時代に寮内でレ〇プ事件に巻き込まれた絵里の事件から事は始まりそれが長年続きという感じ。
気になる方は是非手に取ってプレイして欲しい。
菅野ひろゆきさんが制作という風にはなってるものの菅野ひろゆきさんらしい作品を考えると肩透かしになる気もするが、普通にミステリーとかが好きな方には純粋におすすめしたい1作であった。