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エロゲは酒の如し

エロゲ、美少女ゲー、ノベルゲーの感想書きます

リアライズ 感想


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異能バトル系で暗めのお話。


あらすじ
 あるときから、一部の少年少女が自らの自我……エゴを具現化させ、それを通じて直接他人の精神に干渉する能力を発揮し始めた。無軌道な若者たちは、互いにエゴを戦わせて相手の力を吸収するやり取りをゲーム感覚で楽しんでいた。その一方で、常人には見えないエゴの所持者が野放しになっている現状を快く思わない者たちも存在した。

 松浦亮はそのような経緯など露知らず生きてきたが、いつの間にか彼もエゴを視認できるようになっていた。それが原因でエゴ能力者の麻生春秋に目をつけられてしまうが、やはり能力者だった親友の伏見修二の助けで難を逃れる。新たな環境に慣れる間もなく芝浦八重から強大な力を与えられ、亮は否応なく身の振り方を考えざるを得なくなる。亮は、エゴをもてあそぶ能力者を狩る修二を手伝うことで、エゴについての理解を深めていく。

 しかし彼を狙う能力者の魔の手が最近疎遠になっていた恋人の芦田蛍にまで及び、戦慄を覚えるのだった。一方、修二は亮にも知らせない単独活動も続けており、その過程で孤高の少女宮路沙耶と交流を持つ。

 あるとき死んだはずの八重が亮の前に現れ、修二と話し合いたいと告げる。亮は悩んだ末に修二にこのことを教えるが、八重と対面した修二は彼女のやろうとしていることを危険だと判断する。修二は単身八重に戦いを挑んで敗れ、そのまま二度と目覚めなくなった。亮は、危険な目にあってもなお自分を案じてくれる蛍と愛を確かめ合い、自らも八重に立ち向かう覚悟を決める。彼女に心酔する聡子と奈緒美が行く手を阻もうとするが、春秋と沙耶が加勢に現れ、亮を先に行かせる。

 亮と対峙した八重は無数のエゴをその身に取り込んでおり、すべての人の幸せのためにエゴを現実化(リアライズ)すると語る。彼女から与えられた力を剥奪された亮のエゴは成長前の姿に戻ってしまうが、どこまでも走りぬこうとする亮の想いはついに八重の元に届く。しかしそれは後戻りのできない道であり、ふたりは巻き起こった炎の中に消える。そして、亮の帰りを待つ蛍の携帯電話に、彼からの最後のメッセージが届いた。

 


という内容

 やってて思ったのが何が正義で何が悪というのは各々の中にしかあらず何が幸せで何が不幸せなのかも結局自分の中にしかない。

 

 何が正しい悪い幸せ不幸せというのを他人に押し付けてしまってはそれはその人のエゴを押し付けたに過ぎないということだとも思った。このことだけに限らず実生活なんかでもやはり多少なりともエゴの押しつけはあるとは思い結構考えさせられた作品ではあった。

 この作品のキャラクター達は各々のエゴとは言うものの優しいエゴで動いていたなぁと改めて思った。

 


終わり方はちとあっさりしてはいたもののいい作品でした